月の裏側が汚いってどういうこと!?
ネット上で月の裏側が汚いどういうことなのか知りたいです、という声が聞かれました。
月の裏側の特徴として挙げられてるのは、表側には大きな海が多数分布するのに対して、
裏側はほとんど海はなく表30%裏2%とされていますが、詳細はまだわからないことの方が多いようです。
月の表麺はだいぶ凹凸が少なくてのっぺりとしています。
ですが裏側はボコボコでぐちゃぐちゃになっています。
ぼこぼこ穴が空いているのは、月面に隕石が落ちてきてできたクレーターです。
かつて地球や月に大量な隕石が落ちてきて降り注いできた時代があり、大部分がその時代にできたものとされています。
地球に降ってきた隕石のクレーターは地殻変動や雨風の影響で徐々に消えていきました。
一方で月の裏側は地殻変動もないですし、雨風も存在しないので、なかなか風化されずにクレーターなどがほぼそのまま残っているということなのです。
月の裏側は表側と比べると、高低の起伏が激しく、月での最高点(10.075㎞)及び南極エイトケン盆地にある最低点(-9.06㎞)はいずれも月の裏側にあるとのことです。
月は地球に近い側と遠い側でいろいろと性質が異なっていて、見た目やクレーターの数のみならず地殻の厚さ(表側は薄く裏側は厚い)などといった違いも見ることができます。
以上の様に月の裏側がボコボコと穴が開き、醜い姿なのは、隕石が落ちてきてクレーターが現れて表側とは違って溶岩が噴出し、クレーターが消されることが無かったから、といえるでしょう。