お手数をおかけしてすみませんの意味や使い方は?
小さな島国で暮らしていく以上は、余計なトラブルは引き起こさない方が良いに決まっています。
なので日本語って持って回った言い回しが多いみたいで、海外の方には難しいみたいですね。
持って回った言い回しというとすぐに京都弁が思い浮かぶでしょう。
次々と上の立場のものが変わっていき、どっちに付くかをあいまいにしておいた方が良いといった歴史背景がこのような風土を生み出したわけです。
ただ京都に限らず、日本語って英語とかと違ってはいかいいえが最後まで聞かないと分からない。
あいまいな言語でしょう?
そして日本人も悩ますのが丁寧語ではないでしょうか。
謙譲とか尊敬、自身をへりくだったり相手を持ち上げたり忙しいですね。
特に社会人1年目の方だと自社の社長を取引先の方相手に持ち上げてしまっていたり、とんでもない失敗をしでかしてしまうものです。
例えば「お手数をおかけしてしまい申し訳ございません」という文章があります。
謝罪の文章なのですが、これって正しいのでしょうかどうでしょう。
「おかけして」?
それよりも「おかけしてしまい」ですか?
あまり敬語を使わないとということにこだわりすぎると二重敬語となっておかしいなんてケースもあるので、本当に難しいのです。
「お手数をおかけしてしまい」、これだとちょっと長すぎるでしょうか。
確かに、「おかけして」のほうがスッキリはしています。
「お手数をおかけした」という部分に謝罪と感謝の気持ちの両方が含まれてしまっているのが原因となるでしょうね。
更に「申し訳ございません」も謝罪です。
それよりは、「お手数をおかけしました。申し訳ございませんでした」と感謝と謝罪をきっちり分けてみてはいかがですか。
明らかにおかしいわけでもないのでこのままでもいいですが、こういった言い方もあるよってことです。