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ギルベルト少佐ってどんなキャラ?

 

少佐とつくだけあって軍人です。

軍人の名門ブーゲンビリア家の一族の次男として生まれます。

真面目で誠実、任務のためなら私情を押し殺すことさえもします。

物事に対して正確な判断と最善の対処法をとることを幼い頃から常に強いられてきました。

家柄ゆえに期待に応えるため、出世の道を黙々と歩き続けたような人物です。

非情さと冷徹さに対してはためらいはない中にも、もともと持つ優しさ故に、非情になりきれず苦しみと葛藤するという場面もあります。

なかなかクールな人物像のようです。

 

なぜ嫌われてるのか?

まずそこを解明するのに、ヴァイオレットとの関係性を見ていきましょう。

ギルベルト少佐は兄のディートフリートから、ヴァイオレットを武器として使うようにとすすめます。

ヴァイオレットもまた武器として戦うことしか知りませんでした。

まだ10代半ばの子供を、武器として使う事に抵抗を感じたギルベルトはヴァイオレットを自分のもとにおきます。

激化する戦場のさなかヴァイオレットは両腕を失います。

お互い痛手を負いながらも、ギルベルトは生きることと「愛してる」という言葉をヴァイオレットに伝えます。

義手となったヴァイオレットは、自動手記人形として郵便社で働き始めます。

働きながら、人と触れ合う中で、人としての成長が描かれています。

そして、その時は分からなかったギルベルト少佐の「愛してる」の本当の言葉の意味を探します。

 

嫌われるのは歳の差が原因か?

 

出会った頃のヴァイオレットはまだ10代半ば。

おそらく推定年齢は14歳ほどです。

推測ですが、ギルベルト少佐との年の差はだいたい10歳から15歳くらいと結構はなれていると思われます。

 

離れ離れになったのちに、ヴァイオレットはギルベルト少佐との再開に思いをつのらせます。

しかしヴァイオレットの思いとは反対に、ギルベルト少佐はヴァイオレットのから離れてしまった自分の罪悪感からの行動が、ヴァイオレットから逃げ回っているように視聴者からは見えるようです。

そのようなはっきりしないところに納得できない人もいるようです。

 

また話の中で視聴者は、年の差からギルベルト少佐の愛は親子のような、父の愛であってほしいと思っていることがうかがえます。

共に戦ってきた所からの心の動きに共感しつつ、ギルベルト少佐の愛が恋愛感情ではなく、父親のような愛であってほしいと感じている人が多いのではないでしょうか?

物語自体がヴァイオレットの目線で作られてるがゆえに、ギルベルト少佐の女性を見るような愛では、ちょっと気持ち悪いなと感じる人がいてもおかしくないかもしれません。

実際に見た感じと聞いた感じでは大きく違うところもあります。

人によっての捉え方に、大きく差があるように感じます。

「心から愛している」というギルベルト少佐の言葉を、どうとらえるかは視聴者にゆだねますという作者の思いも感じとれるような気がします。