ドラマ24で放送された「きのう何食べた?」が、今話題になっています。ドラマの内容は、弁護士の「シロさん」とその恋人である美容師の「ケンジ」との同棲生活で、食を通して絆を深めていく物語です。
同棲カップルなのに、なぜ男同士の具体的描写がない?
カップルとして一緒に暮らしている二人ですが、何故物語中に具体的な描写がないのでしょうか。
まず、ご飯がメインのドラマだからだというのが一番大きな理由ではないかと考えます。ご飯が主役なのに、登場人物の二人の具体的なことは書く必要がないといったところでしょうか。
そして、わざわざ描かなくても、視聴者には伝わるからなのではないかとも考えられます。
シロさんは同性愛者であることを職場などでは隠しているので、外でのスキンシップからは逃げます。周りからはバレてはいません。
しかしそれとは反して、ケンジは隠してはいません。そのため、外ではシロさんに抱きついたりしています。ハグなどは描かれてはいますが、具体的な描写については原作がわざとそういうことに触れないように描いているので、ドラマも踏襲しているのだと考えられます。
イチャイチャを表現しなくても十分愛は伝わっていると思います。
何のために二人は同棲している?
カップルっぽいことはあまりしていないようにも思えるかもしれません。そうなると疑問なのが、「どうして一緒に暮らしているの?」という事です。
初めは別の男性と付き合っていたシロさん。ですが今となっては、ケンジよりもシロさんの方がケンジを失いたくないと思っている気持ちは大きいのではないかと考えられます。親に紹介するくらいですからね。
部屋が別なのは、最初が同居だったのもありますが職業柄、仕事の時間がバラバラなのもありますし、シロさんの仕事上1人で資料をまとめたりする空間が必要なのだと思います。 性別関係なく、長く一緒に暮らすには、お互い仕事を持っているので、別々に部屋がもてるならそれがベストだとも思います。
ドラマの評価
ドラマの口コミを見てみると、平均評価は4.2(max5)となっており、いい口コミが多いと感じます。
「笑いもあり、涙もありの素敵なドラマだった」といった声や、「変にベタベタしていなくて爽やか。」と言った声もありました。
しかし中には、「 結局ゲイで無い人が脚本を書いたり、原作を作っているからこうなるのです。 おかしなあり得ないドラマだと思う。」といった批判的口コミも…。
感じ方は人それぞれですが、私はとても良いドラマだと感じましたし、そのように感じた人が多いことは確かです。
ゲイという孤独な人生を2人で食事をすることにより、性別関係なく大切な人と時間をともにすることを見ている側にも伝わるドラマです。
映画化もされている
11月3日(水)には、劇場版が公開されています。ドラマを見たことがない方も、気になっている方も、」是非一度映画館に足を運んでみては?