突然に広まった新型コロナウイルスのせいで、故郷に何年も帰ることが出来ずにいる方は多いです。
特に外国から日本への帰国は難しい、日本の食べ物を買おうと思ってもお高いでしょうから、童謡を聞いたりして心を慰めているのではないでしょうか。
「蛍の光」に「蝶々」・「埴生の宿」など、実は海外発祥のものです。
そして逆に日本から海外へと届けられた童謡だってあるのです。
アーサー・キットの歌った「Sho-jo-ji(The Hungry Raccoon)」の歌詞は?
「証城寺のタヌキ囃子」、皆さんご存じの童謡でしょう。
こちら、海外でも知られる日本の童謡なのです。
なぜか、戦後10年経った1955年にアメリカの歌手であり女優やキャバレースターとしても活躍したアーサー・キットさんが、日本語の歌詞の韻を上手く取り入れながらコミカルに歌い上げ、評判となったからです。
「世界で一番エキサイティングな女性」とも呼ばれた彼女、個性的な歌い方が特徴でアメリカでは知らない人はいません。
そんな彼女に歌わせると、「証城寺のタヌキ囃子」もこのように変化するのです。
ご紹介します。
「Sho sho sho-jo-ji,sho-jo-ji is a raccoon.He is always hungry so he sings of koi koi koi.He will rub his head and tummy, rub head and rum tum tum.
Macaroons and macaroni,jelly beans,and pink abalone,koi,koi,koi,koi,koi,koi,All he says is koi koi koi
Sho sho sho-jo-ji,sho-jo-ji is a raccoon.He is always hungry so he sings of koi koi koi.Always a-hungry very hungry that’s why he sings of koi
Sho sho sho-jo-ji,sho-jo-ji is a raccoon.He is always hungry so he sings of koi koi koi.He will rub his head and tummy, rub head and rum tum tum
Makeruna makeruna,osho-san ni makeruna Koi koi koi koi-koi-koi Minna dete koi-koi-koi
Sho sho sho-jo-ji,sho-jo-ji is a raccoon.He is always hungry so he sings of koi koi koi.Always a-hungry very hungry that’s why he sings of koi.」
「来―い来い来い来い来い来い」はそのまま、「負けるな負けるな、和尚さんに負けるな」がなぜかマカロニとかジェリービーンズとなっており、おもしろいですね。
日本語の歌詞が丸ごと採用されているところもあります。
「百万人の英語」というラジオ番組にて流れていたこともあり、英語バージョンの「証城寺のタヌキ囃子」もまた日本人にもなじみ深いものとなったのです。