つい先日のニュースでありましたが、保育園の周りを不審人物がうろついていた時に保育士と子供たちだけに分かる言葉でそのことを伝えあったことで適切な行動がとれたことで無事に終わったのでした。

 

隠語や業界用語と呼ばれるものを上手く活用できた例です。

 

仲間意識を高めてくれるし、お客様に不快な思いをさせないなどメリットは多数あります。

 

ただそれを知らないものからすると疎外感を感じてしまうといった側面も、知ってしまえばただ別の言葉に置きかえているに過ぎず、例えば悪口を言われていた場合にも的確な返しが出来るようになるのではないでしょうか。

 

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1 ⑨の意味は馬鹿?

 

エッチな言葉や悪口も隠語となりやすいですね。

 

⑨というのは「馬鹿」という意味、マイナビの誤爆メールで知った方も多いのではないでしょうか。

 

2 ⑨の由来や元ネタとは?

 

この言葉の由来はビリヤードにあります。

 

きっかけとなったのは、1986年公開の「ハスラー2」という映画でした。

 

この中でナインボールという名のビリヤードゲームが出てきたことで、日本でもビリヤード人気は高まりました。

 

ナインボールという名前ですが当然ながら9のボールからコーナーポケットに落としていってはいけません。

 

なのに、「⑨のボールを落とすだけの簡単なゲームだよ」なんて知ったかぶりで偉そうにする方が何人も出てきたのです。

 

本当にナインボールを知っている人たちにとって、その姿は馬鹿者・愚か者に見えました。

 

やがていつしか、⑨が馬鹿者という意味を表す隠語となっていったわけです。

 

ちなみに⑨の読み方は「まるきゅう」、なぜか山形では「きゅうまる」と言われます。

 

「東宝花映塚」のチルノのあだ名も⑨ですが、これは番号が⑨だったからこそのもので偶然にもビリヤードの⑨と重なっただけです。