ポケモンシリーズは数多くの個性的なポケモンが登場します。
中には、一際目立つ個性から異名で呼ばれるポケモンたちがいます。
今回はそんな中でも、「唯一神」と呼ばれる「エンテイ」、「唯一王」と呼ばれる「ブースター」について紹介します!
唯一神エンテイ
「エンテイ」が初登場したのは、1999年ゲームボーイカラーのソフトとして発売されたポケットモンスター金・銀。
金・銀を象徴する三聖獣(ライコウ・エンテイ・スイクン)の一体である伝説のポケモンです。
この「エンテイ」が「唯一神」と呼ばれるようになった理由、それはズバリ…、
弱かったから、です!
もちろん、“伝説のポケモンにしては”という意味も含みます。
「とくこう」の種族値が伝説のポケモンの中では最弱クラス、「こうげき」依存の技も大ダメージを与えられるものがない、「すばやさ」や「ぼうぎょ」も高くなく弱点を突かれやすい、といった残念ポイントが複数みられました。
ポケモンシリーズは世代を重ねるごとに調整が加えられますが、「エンテイ」に関しては、しばらくの間、理不尽とも呼べる弱さが継続したため「唯一神」という異名が定着しました。
その後は無事に調整が加えられ、現時点では初期の頃にみられたような理不尽な弱さは無くなっています。
それでも、初期の頃から知るコアなファンの間では、未だに「唯一神」という名で親しまれています。
唯一王ブースター
「ブースター」が初登場したのは、ポケモンシリーズの初代である1996年ゲームボーイのソフトとして発売された赤・緑。
「イーブイ」の進化系の一つで、「ほのおのいし」を使うことで進化ができるという他にはない特徴から、同じく「イーブイ」から進化する「シャワーズ」や「サンダース」とともに、伝説のポケモンでは無いものの、それに迫る注目を集めるポケモンでした。
そんな「ブースター」が「唯一王」と呼ばれるようになった理由、それはやっぱり…、
弱かったから、です!
こちらも、「ブースター」から進化する他のポケモンと比べると、という意味を含みます。
「こうげき」は高いもののそれを活かせる技が無い、「ぼうぎょ」や「すばやさ」が低く弱点を突かれやすい、という大きな欠点があり、それを揶揄して「唯一王」と呼ばれるようになりました。
「ブースター」に関しても、世代を重ねるごとに加えられる調整を経ても、しばらくの間は理不尽とも呼べる弱さが継続したため、そのことも「唯一王」の異名が定着する理由となりました。
なお、現時点では、初期の頃ほどの理不尽な弱さは無くなっています。
まとめ
今回は、異名で呼ばれるポケモンの中でも、「エンテイ」の「唯一神」、「ブースター」の「唯一王」に注目して紹介しました。
いずれも、理不尽な弱さ故に生まれた愛すべき異名、と言えるかもしれませんね!