カップラーメンは日本生まれの偉大なる発明品であることはご存じでしょうか。
開発者は安藤百福、日清食品の創業者でもあります。
チキンラーメンを生み出した安藤氏、更に視察でアメリカに訪れた際に紙コップでフォークで欧米人が食べる姿を見て生まれたのが、カップヌードルというわけです。
日本初をいくつも生み出した会社だけに、カップヌードルのCMも毎度革新的です。さまざまな角度から切り込んできて、CMなのに何を広告宣伝したいのか最後まで分からなかったり、でもなぜかツボにハマってしまうのです。
カップヌードルCM高校生のダンスはリアル?
現在流れているのが「寒い日はとくにうまい篇」です。
雪景色の中で10人ほどの高校生たちが、小刻みに揺れるダンスなのかどうなのかよく分からない不思議な動きをしていて、ついつい見入ってしまいますね。
曲は「水曜日のカンパネラ」のケンモチヒデフミさん作曲のもののようです。
見ながらついつい自身も身体が揺れ始めていたりしませんか。
でもこの不思議な動き、本当にリアルに踊っているのでしょうか。
リアル+加工?
日清のホームページには、出演された高校生から寄せられた撮影こぼれ話も載せられています。
それによると、ただ一心に身体を小刻みに揺らし続けることテイク39、それだけ続けて撮影は終わったと言っています。
つまりリアルというわけです。
いわゆるロボットダンスというやつです。
雪の中での39回、大変だったことでしょう。
ただそれ以上に、その高校生はカップヌードルのCMに出られた喜びの方が多かったようでした。
雪の白さはそのまま彼らの純白な心の現れだとか、男女共に心地よい空腹を感じながら体を動かし、そして共にカップヌードルを食べておいしさに悶え狂う、その姿は正にアオハルです。
繰り返し加工や速さの加工はしているよう、それがあの不自然な動きへと繋がるのでしょう。