現在大ヒット中のポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール(以下、BDSPと略します)。しかし、ヒットとは裏腹にポケモンファンを中心に不満の声が頻出しています。名作とされるダイパのリメイクにもかかわらず、なぜそのような声が上がっているのでしょうか?
ダイパリメイクは、なぜ評判がよくない
なぜBDSPは評判が悪いのでしょうか、その理由は大きく三つに分かれます。
一つ目は「バグがあまりにも多すぎる」ことです。これは、今回リメイクを担当したイルカという会社が、始めてゲームに参入したことによるノウハウの不足で、これまでのポケモンでは考えられないようなバグが多数発生してしまいました。特に問題となった「メニューバグ」は、誰でもできるうえに、ポケモンを無限に増殖したり、幻のポケモンをゲットしたり、改造となんら変わらないようなめちゃくちゃなプレイが可能となってしまい、ゲームバランスが大きく崩れてしまいました。これらのバグのほとんどはすぐに修正されましたが、新しいバージョンでも次々重大なバグが見つかっており、いたちごっこの状態です。
二つ目は「グラフィック」です。前作のソード&シールドでは、キャラクターがリアル等身で描かれ、とても美麗なグラフィックで話題になりました。しかし、BDSPは二頭身のまま。「原作の完全再現」という意見もありますが、Switchでの二頭身はあまりにも違和感がありすぎて、プロモーションビデオの発表直後から大きな反感を買いました。キャラクターだけでなく、様々なオブジェクトのグラフィックも時代遅れな描写が多く、ファンがガッカリされる原因の一つになっています。
三つ目は「原作の完全再現」を謳いながら、完全再現できていない点が多々あるからです。ボックスをどこでも使用出来たり、すごいとっくんなどの最新システムの導入はまだ問題はないのですが、原作にあった要素が削られたり、劣化しているものが不評を買っています。DSの2画面だからこそうまくいっていたポケッチの操作性の低下や、ポケモンコンテストの内容が全くの別物になってしまう、原作にはあったポケモンのわざが使えないなど、きりがありません。
結論として、BDSPの出来がファンが求めていたレベルに達していなかったのが、不評の原因と言えます。