メタバースはFacebook社が、社名を「Meta(メタ)」へ変更し、その社名がメタバースを思わせるものへの変更であることから大きな話題となっています。
最近ではMeta(旧Facebook社)の他にも、メタバースへ参入する企業が増えています。
そのこともあって、メタバースへの注目度はかなり高くなりました。
ただ、メタバースについて耳にしたことはあっても、メタバースとは何なのか、なぜここまで注目されているのかと疑問に思っている人は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、今さら聞けないメタバースの意味や、メタバースと仮想通貨との関係、取引方法に草コインについても調べてまとめています。
メタバースとは?意味をわかりやすく説明!
メタバースとは一言でいうと、インターネット上に作られた「仮想空間」です。
「超越した」を意味する『メタ』と、「宇宙」を意味する『ユニバース』を合わせた造語になります。
インターネット上の仮想空間メタバースで利用者は、自分自身の分身であるアバターを操作して、様々なサービスを利用することができます。
仮想空間メタバース内でできること
・オンラインゲーム
メタバース内のサービスで代表的なものと言えば、オンラインゲームです。
インターネットを通じて、世界中の人と繋がりコミュニケーションを取りながらゲームを楽しんでいる人は多いと思います。
これまでは自分一人や近くにいる人としか楽しむことができなかったゲームも、メタバースによって世界中どこにいても一緒にプレイすることが可能となりました。
メタバースを用いた代表的なゲームが国内タイトルであれば「あつまれ どうぶつの森」、海外タイトルであれば「フォートナイト」などが挙げられます。
このタイトルはプレイしたことがある人も多いと思います。
ゲーム内通貨を使用しアイテムを購入したり、ネットワークを使用して不特定多数の人と交流したりと、非現実の世界で日常生活を送ることができます。
・ビジネスでの利用
パンデミックにより行動制限がされる中、メタバースはビジネスの場での活用が急拡大しています。
バーチャルオフィスやWeb会議と、同じ空間にいることなくメタバース内で時間を共有し、コミュニケーションを取ることができます。
特にテレワークの普及が進む中において、バーチャルオフィスは社員同士のコミュニケーションツールとして活用されています。
・その他拡大しているサービス
オンラインゲームやビジネス利用は、メタバースの代表例ですが、この他にも様々なサービスが新しく生まれています。
その中の代表例が音楽イベントです。
パンデミックでは、不特定多数が1つの空間に密集するようなイベントを開催することが難しくなります。
そこで、直接人と人とが接触することを避けられるメタバース内でのイベントが注目されています。
メタバースのメリット
メタバースのメリットとしては、国や土地柄・政治に囚われることなく世界中の人が同じ条件のもと、平等に交流ができるということが挙げられます。
そして空を飛んだり、理想の空間を作ったりと非日常を体験することも可能です。
メタバースがここまで注目されている理由は、近い将来巨大産業になる可能性があると見られているからです。
メタバースには、大企業も次々と開発へ多額の資金を投入すると表明しています。
最近では先ほどもお伝えした、社名をMetaに変更した旧Facebook社では「Horizon Workrooms」というオンライン会議サービスの開発をしており、100億ドルもの資金投入を表明しメタバース事業へ力を入れていることがわかります。
他にもマイクロソフト社では、離れた場所にいる人同士が、共通のホログラフィック エクスペリエンスを通して共同作業に参加できる 機能と、Web会議への参加やチャット送信、ドキュメント共有などを可能にする Teams のツールが融合された「Mesh for Microsoft Teams」を2022年に提供すると発表しています。
このようにメタバースはゲーム市場だけではなく、ビジネスの場での活用が期待されているのです。
国内外の多くの企業がメタバース事業への参入を発表しています。これからますますメタバースを利用したビジネスが広がっていくものと思われます。
メタバースと仮想通貨の関係は?
メタバース内のアイテムはこれまで、不正にコピーされてしまったり、サービスの終了とともにアイテムが消滅してしまったりとデメリットもありました。
そこで注目されているのがブロックチェーン技術を用いたメタバースです。
このメタバース内では、手に入れた土地やアイテムがデジタル所有権を証明したNFTとなっています。
このことによって、基盤のブロックチェーンが稼働している限り、入手したアイテムは半永久的に存在し所有できるようになりました。
そして、メタバース内でのNFTの売買はもちろんのこと、メタバース外にNFTを持ち出しNFTのマーケットプレイスでも売買が可能です。
それまでメタバース内のアイテムは、提供されているサービス内通貨で取引されていましたが、NFTは仮想通貨や法定通貨で取引されます。
そのため普段現実世界で買い物をするのと同じように、NFTのアイテムや土地、アバターなどを売買して収益化することが可能となるのです。
特にメタバースでの取引には仮想通貨を使用することによって、国境を越えてスピーディーな取引を可能にしてくれます。
メタバース関連仮想通貨選びのポイント
注目が集まるメタバース関連の仮想通貨は急騰しています。
仮想通貨を選ぶ時のポイントをまとめました。
・時価の総額
・注目度
メタバースを利用した多くのプラットフォームは、独自の仮想通貨を発行しているのが特徴です。
そのため株式に近い性質があります。
株と同じように仮想通貨にも時価総額があり、投資の際の指標になりますよ。
時価総額の計算方法は次の通りです。
【通貨の市場価格(時価)×発行数=仮想通貨時価総額】
時価増額はリアルタイムで変動していますので、時価総額が大きいものは取引量が多く人気の仮想通貨になります。
そして注目度の高さも仮想通貨選びのポイントです。
注目度が高くなると、その価格を大きく上げやすいためです。これまでにも報道などの影響で注目度が上がり、その価格が数倍になった例が多くあります。
メタバース関連おすすめ仮想通貨
ここではメタバース関連のおすすめ仮想通貨をご紹介します。
②サンドボックス(SAND)
③ディセントラランド(MANA)
・エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、ゲーミングプラットフォーム内で利用されている基軸通貨です。エンジンコインを基軸通貨にしているゲームは35種類以上、プラットフォーム利用者数は2000万人以上です。
あのマインクラフトもNFTアイテムをエンジンコイン上で作成しています。
このゲーム内ではエンジンコインを用いてアイテムの売買が可能となっていて、異なるゲーム間でのアイテム売買も可能となっています。
さらにエンジンコインはマイクロソフトやSamsungと提携しています。
・サンドボックス(SAND)
サンドボックスはゲーム内のNFT化された土地を所有し、自作のゲームなどを設置することができます。ゲーム内ではSANDを使い、プレイヤー同士でアバターやアート作品のNFTアイテムを取引することが可能です。
NFTマーケットプレイス内では手数料が発生しません。
・ディセントラランド(MANA)
ディセントラランドはメタバース内を探索できるVRプラットフォームとなっています。ゲーム内通貨のMANAを使用し、NFTアイテムを作成して取引が可能です。
ディセントラランドでは異なるゲームで手に入れたNFTアイテムを利用でき、他のプラットフォームにはない特徴を持っているところも魅力の一つです。
メタバース 仮想通貨 おすすめ取引所は?
国内の仮想通貨取引所で取り引きが可能なものに関しては、比較的簡単に仮想通貨を手に入れることができます。
おすすめの国内仮想通貨取引所は、取り扱う仮想通貨の数が国内ナンバーワンのコインチェックです。
コインチェックではNFTを売買できるマーケットプレイスを提供しています。
コインチェックのアプリやサイトは、初心者目線で使いやすいものになっていますので、安心して利用することが可能です。
現在は海外の勢いが強い印象のNFTですが、日本国内でもコインチェックを筆頭にさらに取り引きが盛んになってくると期待されています。
コインチェック | |
取引銘柄数 | 17銘柄 |
最低取引額 | 500円相当 |
取引手数料(ETH) | 無料 |
レバレッジ取引 | なし |
入金手数料 | 0~1018円 |
出金手数料 | 407円 |
送金手数料 | 0.005ETH |
コインチェックではメタバース関連仮想通貨であるエンジンコインを取り扱っています。金融庁に事業者として登録しているコインチェックですので、安全に取引をすることができます。
エンジンコインは海外でも購入することは可能ですが、コインチェックでの取引の方が安心です。
そしてコインチェックではChilizとNFTマーケットプレイスで業務提携しています。今後コインチェックでChilizが取引できるようになる可能性もあります。
メタバース 仮想通貨 購入方法は?
メタバースに関連した仮想通貨は数多く存在しています。そしてそのほとんどが海外開発のものです。
様々なメタバースの仮想通貨を取引したいと思っているなら、海外の仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。
海外取引所で仮想通貨を購入する方法
海外取引所でしか取り扱いがない仮想通貨の場合の手順は以下の通りになります。
①国内取引所で口座を開設
②国内取引所でビットコインを購入
③購入したビットコインを海外取引所へ送金
④海外取引所でメタバース仮想通貨を購入
海外取引所では日本円での取引はできません。
そのため、国内取引所で事前にビットコインを購入する必要があります。
海外取引所では日本と法律の規制が違いますので、注意が必要です。
国内取引所で仮想通貨を購入する方法
国内取引所で取り扱いのある仮想通貨を購入する時の手順は、海外取引所で購入するよりも簡単になります。
メタバース関連仮想通貨のエンジンコインを購入するなら、コインチェックかGMOコインが取り扱いがありますのでおすすめです。
国内取引所でエンジンコインを購入する手順は下記になります。
①国内取引所で口座を開設する
②日本円で仮想通貨を購入する
これからますますメタバース関連市場は活発になっていくと思われますので、国内取引所で扱われる仮想通貨も増えていく可能性があります。
メタバース 仮想通貨 草コインとは?
メタバースは国内外で注目度が高まっており、今後巨大産業になると期待されています。
ここではメタバース関連の草コインについて調査してみました。
草コインとは?
そもそも草コインとは、どのようなものかご存じですか?
簡単に説明すると、ハイリスクハイリターンの仮想通貨になります。
アルトコインの中でも知名度が低く、現状では伸び悩んでいる状態のため、価値の低いものが草コインと呼ばれています。
しかし高騰すれば大きな利益を手に入れられるため、投資家の間でも注目されています。
・時価総額が低い
・流動性が少なく、売れない可能性もある
特徴を見ていただいてもわかるように、かなり危険性は高い仮想通貨になります。
その反面、当たればリターンは大きく、夢があるのもこの草コインです。
草コインのメリット・デメリット
草コインは時価総額が低いため、投資金額を安く抑えることができます。
そして暴騰すると、1000倍・10000倍以上の利益を得ることができる可能性もある仮想通貨です。
・暴騰すれば多額の利益を得られる
草コインは買い手も売り手もかなり少ないです。その後注目を集めるようなことが起こると、価格が一気に急騰します。
ですから、投資するタイミングが合えば、投資額が少額でも大きな利益を得ることができるのです。
当たれば大きなメリットがある草コインですが、デメリットも大きくなります。
ボラティリティが大きいため、草コインはリスクが高くなります。
そのため草コインに投資する場合は、1つの銘柄にするのではなく、いくつかの銘柄を購入し分散投資をするのをおすすめします。
今後仮想通貨は、メタバース関連銘柄が急騰してくると予想されます。
それに伴い詐欺のような仮想通貨も出てくることが懸念されていますので、注意が必要です。
価格が急騰する草コインの特徴
草コインへの投資を考えた時、できるだけ急騰が見込まれる草コインを選びたいですよね。
そこで今後価格が急騰すると思われる草コインの特徴と、その見極め方をまとめました。
・開発者の情報が十分に公開され透明性が高い
・コミュニティ活動が活発に行われている
・用途がはっきりとしており過去に急騰していない
新規公開される仮想通貨やブロックチェーンは完璧な形ではないため、機能やサービスを開発できるような状態での公開になります。
ですから、外部のエンジニアによって拡充されていきます。
そのため公開時には将来目指す形を示したロードマップも用意されています。
このロードマップが理解不能なものであったり、実現が難しい理想だらけのものだったりすると、投資家からは支持されません。
そして注目度が高くなっているメタバース関連仮想通貨では、詐欺に使われる可能性も出てきます。
それを見抜くためにも、開発者の情報が充実し透明性があると確認するというのは重要になってきます。
さらに仮想通貨には独自のコミュニティを持つものも多く、日々情報交換や開発情報を発信しています。
開発者やユーザーで活発に活動しているコミュニティがあると、その透明性も高く信用されやすため注目度も高くなります。
草コインを選ぶ時には、将来性や有用性を感じるもの、コミュニティを確認し情報公開が頻繁にされているものを選ぶようにしましょう。
まとめ
メタバースと仮想通貨について調査しました。
メタバースは多くの企業が注目し参入しているので、どんどん市場は拡大していきます。
そしてますます日常生活の中でメタバースが活用され、現在はゲームやエンタメがメインですが、ビジネスでの利用も進み仮想空間で働く社会になっていくのも近いかもしれません。
メタバース関連の仮想通貨は価格が高騰していくと思われますので、興味がある人はぜひ投資を始めてみてください。