非常に珍しい、色違いのポケモン。

手に入れたときの嬉しさはいうまでもありませんが、人というのはどこまでも欲が出るもの。

1匹だけじゃなく、何匹も色違いのポケモンが欲しいと、色違いのポケモンにタマゴを生ませて増やせないかと思った人も多いでしょう。

伝説のポケモンなどの一部のポケモンを除けば、色違いのポケモンでもタマゴを生むことはできますが、色違いは遺伝するのでしょうか。

 

ダイパで色違いは遺伝する?

残念ながら、ごく一部の作品を除いて、色違いは遺伝しません。

色違いのポケモンにタマゴを生ませても、生まれて来るのは他のポケモンと同じ、普通の色のポケモンです。

もし色違いが生まれたときは、通常の色違いになる確率である1/8192を引き当てただけにすぎないのです。

色違いのポケモンをタマゴで大量に増やそうという、安直な考えは通じないのです。

 

ところが、初めて色違いポケモンが登場した「ポケットモンスター 金・銀・クリスタル」だけは、色違いが遺伝することがあります。

これは、「ポケットモンスター 金・銀・クリスタル」のみ、のちの世代の作品と色違いになる判定が異なるためです。

現在の作品では、色違いになる条件は、ポケモンごとに割り当てられた特殊な値が一定の値になった時に色違いになります。

例として、「ポケットモンスター ダイヤモンド」では色違いかどうかを決める値のパターンが8192通りあり、そのうち1つだけが色違いになる設定のため、出現確率が1/8192となっているのです。

一方で、リメイク作の「ポケットモンスター ブリリアントダイアモンド」では、このパターンが4096通りに変更されているので、色違いになる確率が2倍に増えています。

この特殊な値はタマゴを作っても遺伝することはないため、色違いは遺伝しないのです。

ところが、「ポケットモンスター 金・銀・クリスタル」ではこの色違いかどうかを決める特殊な値は存在せず、ポケモンごとの潜在能力を決める、基礎能力値で決定されています。

これはタマゴで遺伝する値のため、「ポケットモンスター 金・銀・クリスタル」のみ色違いが遺伝します。

確率はなんと1/64という超高確率となっていて、もちろん簡単にはいきませんが、常識的な確率で色違いのポケモンを増やすことが出来るのです。

さすがにこれでは入手が簡単すぎると判断されたので、次作品からは遺伝しないようになったのです。