メタバースゲームに関連したキーワード「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」が注目を集めています。
「ゲームで遊ぶだけでお金が稼げるの?」とゲーム好きならずとも気になるところですね。
この記事では、おすすめのメタバースゲームとプラットフォーム、それに実際にメタバースのゲームを始める手順をご紹介します。
メタバースを始めるおすすめのプラットフォームは?
プラットフォームとはサービスやシステム、ソフトウェアを動かすために必要な、共通の土台(基盤)となる環境のことです。
メタバースの場合、プラットフォームによって提供されるサービスやゲーム、使用される仮想通貨が異なります。
この記事でおすすめするメタバースのプラットフォームは次の4つです。
- Decentraland(ディセントラランド)
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
- Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)
- Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)
Decentraland
Decentralandは、イーサリアムのブロックチェーンを利用したVR(バーチャルリアリティ)プラットフォームです。
ユーザーはアバター(自分の分身となるキャラクター)となって仮想空間を自由に探索したり、ミニゲームを楽しんだり、他のユーザーと交流したりできます。
Decentralandでは仮想通貨MANAを使用してアイテムや土地を売買でき、自分で作成したアイテムを販売したり、レアアイテムや土地を転売したりして稼ぐことが可能です。
The Sandbox
The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用したゲームプラットフォームです。
日本でも人気の「Minecraft(マインクラフト)」のような世界観のゲームで、ユーザーは仮想空間を自由に行動し、アイテムや建物を作成できます。
The Sandboxでも土地やアイテムを売買できるほか、自分で作成したゲーム内ゲームを他のユーザーに有料で遊んでもらうことでも収益が得られます。
使用されている仮想通貨SANDは国内の暗号資産取引所では取り扱いがありませんが、土地(LAND)は国内のマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)で取引が可能です。
DecentralandとThe Sandboxの違い
一見、似通っているDecentralandとThe Sandboxですが、異なる点も多いです。
Decentralandの仮想世界が滑らかなCGでつくられているのに対し、The Sandboxの仮想世界は立方体を組み合わせた3DCG「ボクセルアート」で構成されており、見た目の印象はかなり異なります。
またDecentralandは仮想世界での経済活動を重視し、一方The Sandboxはゲームの集合体といった感じでエンターテインメント要素が強いのも大きな違いと言えそうです。
Enjin Platform
Enjin Platformは、イーサリアムブロックチェーンをベースとしたゲーム開発プラットフォームです。
30種類以上のオンラインゲームが公開されており、ユーザーはゲームで獲得した報酬やアイテムを換金して稼ぐことができます。
またEnjin Platformでは、あるゲームで買ったアイテムを別のゲームで利用することや、異なるゲームのユーザー間でアイテムを売買することも可能です。
Enjin Platformのゲームで使用されるエンジンコイン(ENJ)は国内の暗号資産取引所でも取り扱われているので、比較的手軽に購入できます。
Axie Infinity
Axie Infinityは「Axie(アクシー)」と呼ばれるモンスターを育成して敵と戦うブロックチェーンゲームです。
ゲーム内で使用される仮想通貨はAXSとSLPの2種類で、ユーザーはゲームの報酬として獲得したこれらの仮想通貨を日本円に換金して収益を得られます。
またAxieやアイテムを売ってお金を稼ぐこともでき、フィリピンではAxie Infinityで得た仮想通貨による収入で生計を立てている人もいるそうです。
メタバース 仮想通貨 おすすめゲームは?
どのメタバースプラットフォームにするか迷って決められない場合は、プレイしたいメタバースゲームを先に決めてしまいましょう。
仮想通貨で稼げる(かもしれない)おすすめのメタバースゲームは、前出のAxie Infinity、The Sandboxなどの他にも次のようなものがあります。
- Crypto Spells(クリプトスペルズ)
- Sorare(ソラーレ)
- CryptoKitties(クリプトキティーズ)
- My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)
- StarAtlas(スターアトラス)
Crypto Spells
Crypto Spellsは日本のベンチャー企業CryptoGames株式会社が運営するデジタルカードゲームです。
ゲーム内で入手したカードの売買や、報酬として獲得した仮想通貨(MCHコイン)の換金によって収益が得られます。
カードの取引は国内のマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)でも可能です。
Sorare
Sorareは現実世界と連動したサッカーカードゲームです。
実在するサッカー選手のカードを集めてチームをつくり、他のユーザーとスコアを競います。
この時、現実世界の試合での成績に基づいてスコアが計算されるのが最大の特徴です。
SorareのカードもCoincheck NFT(β版)で取引できます。
CryptoKitties
CryptoKittiesは猫の育成ゲームで、仮想猫を売買、交配して自分だけの猫を集めることができます。
珍しい猫は高額で売買され、過去には1000万円以上で取引された猫もいるそうです。
My Crypto Heroes
My Crypto Heroesは日本のdouble jump.tokyo株式会社が開発した、世界の歴史上の英雄達(ヒーロー)を集めて対戦させ、仮想世界の制覇を目指すMMORPGです。
歴史上の英雄と言っても軍人・武人ばかりではなく、「葛飾北斎」「ベートーヴェン」なども登場します。
プレイ自体は無料でできますが、無課金で大きく稼ぐのは難しいようです。
StarAtlas
StarAtlasは2022年春にリリース予定の、映画のような美しいグラフィックのゲームです。
プレイヤーは2620年の宇宙を舞台に、人類、アンドロイド、異星人の3つの派閥に分かれて争います。
メタバース やり方①:暗号資産取引所で口座開設する
ここからは実際にメタバースのゲームを始める手順をご説明します。
- 暗号資産取引所で口座開設する
- メタバースゲームを選ぶ
- ゲーム通貨を購入する
メタバース関連の仮想通貨の多くは、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では取り扱われていないので、海外の取引所で購入しなければなりません。
しかし海外取引所では日本円での入金ができないため、いったん国内取引所でビットコイン(BTC)などを購入して海外取引所に送金する手続きが必要です。
そういう訳で、メタバースゲームを始めるには最初にコインチェックなどの国内の暗号資産取引所で口座開設する必要があります。
メタバース やり方②:メタバースゲームを選ぶ
国内の暗号資産取引所で口座を開設したら、次にプレイするメタバースゲームを選びます。
自分がプレイしたいゲームを選んでください。
「メタバース 仮想通貨 おすすめゲームは?」もご参考になれば幸いです。
手軽にメタバースを体験できるVRChat
よく分からないメタバース世界にいきなり足を踏み入れるのはなんだか不安……という方もいるかもしれません。
メタバースを少しだけ体験してみたい方には、無料で楽しめるVRChatというサービスがおすすめです。
VRChatではお金を稼ぐことはできませんが、様々なワールドを探索したり世界中のユーザーと交流したりできます。
デスクトップモードならVR機器を持っていなくてもVRChatで遊ぶことが可能です。
2022年1月22日に放送された日本テレビ系「マツコ会議」でもVRChatが特集され、注目を集めました。
メタバース やり方③:ゲーム通貨を購入する
プレイするゲームが決まったら、そのゲームに対応する仮想通貨を購入して、使用できる状態にします。
先述の通り、国内の暗号資産取引所で取り扱われていない仮想通貨は、海外の取引所で購入しなければなりません。
ここでは国内暗号資産取引所はコインチェック、海外暗号資産取引所はBinance(バイナンス)を例に、海外の取引所で仮想通貨を購入する手順をご説明します。
- コインチェックへ日本円を入金(銀行振込・コンビニ入金など)
- コインチェックでビットコイン(BTC)を購入
- Binanceで口座開設
- コインチェックからBinanceへBTCを送金
- Binanceで目的の仮想通貨を購入
- MetaMaskをインストール
- BinanceからMetaMaskへ仮想通貨を送金
MetaMask(メタマスク)は仮想通貨を管理するためのウォレット(財布)です。
偽のMetaMaskサイトも存在するようなので、インストールする際は注意してください。
仮想通貨をMetaMaskへ送金したら、メタバースゲームを始める準備は完了です。
メタバースゲームを始める手順をもう一度整理します。
- 暗号資産取引所で口座開設する
- メタバースゲームを選ぶ
- ゲーム通貨を購入する
最後までお読みいただき、ありがとうございました。