カーリングって後攻が有利なのに、先攻に対するケアがないのは何故?
オリンピック観戦が趣味で、とにかくすべての試合を観るようにしているという方もいらっしゃるでしょう。
いつもは無理でも今回の開催地は北京、時差もなく深夜まで起きておく必要はありませんから挑戦しやすいかもしれませんね。
テレビであらゆる試合を放映してはいますが、当然ながらすべてを映し出しているわけではないのです。
カーリングで先攻後攻をどうやって決めてるかなんて見たことないでしょう。
オリンピックを含め大きな試合だと、LSD・ラストストーンドローで決められます。
何もないシートにストーンをそれぞれのチームが投げて、ハウス中心までの距離の合計が少ない側が先行が良いか後攻が良いかを選択できるのです。
とはいえ大抵の場合、勝った側が後攻を選ぶみたいです。
何しろ先行よりも有利、相手側のストーンを弾き出しやすいですし最終的にストーンの配置が決められます。
先行を選んだよりも2パーセント程度も勝つ可能性が高まるのです。
これって国を背負って戦うオリンピックではかなり重要となる差ですよね。
もっと公平になるようルール改正とかはできないのでしょうか。
残念ながら保守的競技でもあるカーリング、今のところは変わる気配はありません。
オリンピックはともかくそれ以外の試合だと、じゃんけんやコイントスが用いられることはあるようです。
完全実力主義のLSDではなく、運に頼るわけです。
ここでの点数が勝敗が全く同じとなった場合の順位決めにも影響するのですから、テレビで放送されないのが不思議なくらいにLSDは重要な要素を持っているのです。
でもよく考えてみると、野球だって後攻の方が有利ですよね。
そして勝手に決められてしまっている。
まあ、先攻後攻だとか関係なくどちらでも差をつけて勝つことができるくらいの実力を身につけてくれば良いわけです。