藤原秀衡(高橋秀樹)のことを「みたち」と言うのはどういう意味?
NHKの「大河ドラマ」、なんと1963年・昭和38年より放送されているそうです。
日本史で習ったとしても名前と簡単な略歴だけ、ドラマを通じて彼らの姿を見ていると時代はちがうけれど同じ人間として悩みながら生きてきた様子が分かりファンとなってしまうのではないでしょうか。
どちらかというと歴史上でネガティブなイメージを持たれていた人物らを主人公に据えられることが多く、実はこんな人だったんだという驚きもあるはずです。
今を時めく俳優陣が多数出ているから・少しでも子供が歴史に興味を持ってくれるように・単純に面白いから、さまざまな理由から皆さんのご家庭でも毎年の恒例となっているはずです。
現在は「鎌倉殿の13人」、更には2023年に「どうする家康」2024年には「光る君へ」が予定されています。
「鎌倉殿」で小栗旬さん目的に見始めて、すっかり大河の魅力にハマってしまったって方もいらっしゃるかもしれません。
現代のドラマのような感覚で軽く楽しむのも良いですが、せっかく歴史を題材としているのですからその時代の言葉や服装などじっくり観察するのもよいですね。
たとえば「義経」で高橋英樹さんが演じていた藤原秀衡が「みたち」と呼ばれていましたが、どういう意味なのか分かりますか。
みたちは「御館」と書きます。
つまりお屋敷を指す言葉です。
この時代、偉い方を直接名前で呼ぶのは失礼とされてたのです。
だからこそその偉い方が住む所を言うことで、間接的にその方を言っていたというわけです。
「おやかたさま」なんて言ってるのを聞いたことがある方もいるでしょう。
ちなみに、現在の「親方」っていうのは「おやがた・つまり親代わりの後ろ盾」であり「おやぢがた・つまり同族集団の長」から来ているのでちがいます。