土に点がつく漢字の読み方は?


「ありがとう」は「有難う」、「燐寸」に「盥」「絨毯」などいずれも身の回りにあるものですが読むことができますか。

順に「マッチ・たらい・じゅうたん」ですよ。

学校で習う漢字は全体のごくわずか、漢和辞典に出ている漢字も世の中にある漢字をすべて網羅しているとは言えません。

世の中に物は星の数あるわけで、感情とか状況とか天気とか生きものとか多くが漢字を当てられているわけなのですからかなりの数なのはお分かりいただけるでしょう。

「薔薇」とか「憂鬱」のように書くのも難しい漢字もあれば、カンタンに書くこともできるのに読めない字もあります。

たとえば土に点が付く場合、どう読むのでしょうか。

点の位置がどこにあるかで大抵は別の漢字となるはずですよね。

しかしながら土の場合、「国」という漢字と同じような場所に点が付いた場合・土の右上に点が来る場合はどちらも「つち」「ド」と読むみたいです。

いずれも「土」の異体字だからです。

異体字というのはおなじ漢字で書き方が異なる漢字のこと、辻という字もしんにょうの点が1つのもの・2つのものと2種類の字体があります。

古い戸籍とかにはよく見られるため、家系図を作るなどの作業に関わる方にはお馴染みでしょう。

榮倉奈々さんの榮という字も栄の異体字です。

ハンコ作りを職業とする方や名字について調べている方にもお馴染みかも、土に点がついて「ひじかた」という名字の方もいるそうです。

「さいとう」さんがさまざまいるように、ひじかたさんも「土方」さんもいれば土に点の方も存在しているのですね。

異体字も含めると更に数は無限大。

とはいえ調べていく中で昔の文章も読めるようになりますし、どのように変化したかで歴史も読み解かれることに、面白い分野です。

我々が使っている漢字というもの、実は我々が思っている以上に複雑なものだというわけです。