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鎌倉殿の13人 トウの両親とは誰?

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、その舞台は平安末期から鎌倉前期となります。

主人公は小栗旬演じる北条義時。

あの三谷幸喜の脚本ですから、ユーモアもあってホームドラマのような雰囲気で歴史は苦手という方でもとっつきやすいのではないでしょうか。

ただ一方で無情で陰惨で粛清な部分も、この時代が決して平和で安定していたわけではないことが分かりますね。

北条一族や、タイトルにもなった「十三人の合議制」を構成する御家人たちとさまざまな登場人物が出てくるわけですが「トウ」っていう女性の名前は心当たりありますか。

幼い時代を演じるのは高橋愛莉さん、伊豆の修繕時の村娘であり源範頼や五藤太夫妻が殺害される場面を目撃してしまう少女です。

大きくなってからは山本千尋さんが演じています。

善児によって立派な刺客として育て上げられていくのです。

そして義時に仕え、暗殺を実行することとなります。

何とも波乱万丈な人生を送るトウ、その両親は誰なのでしょうか。

実は、範頼暗殺時に一緒に殺されてしまった農民夫婦こそがトウの両親なのです。

幼かったにも関わらず、トウは両親が殺されて一人ぼっちになるもあきらめず善児と戦おうと身構えてましたよね。

その姿に善児は可能性を見出し育てることにしたのではないでしょうか。

にくき親の仇、でも幼い子供である自分は善児の庇護がなければとても暮らしていけない。

トウ自身、複雑な思いを持っていたでしょう。

仕方なく従っていたとはいえ、その恨みはずっと心に抱いていたはずです。

ただの農民の子だってそう、この時代は親の仇は一生をかけて恨み続け機会があればかたき討ちをするという考え方が普通でした。

だからこそ義仲の遺児である義高・頼家の子の一幡・静御前の子と、皆が殺されたのです。

トウの存在は、現代とはちがうこの時代の常識をしっかりと分からせてくれます。