世界的に活躍する日本人書道家が書いたことで一気にその名が知られた漢字「Biang(ビィアン)」。
「ビィアン」以外にも、「ビャン」という読み方がされることもあるこの漢字。
実はこの字、世界一難しい漢字と言われています。
「ビィアン」はどんな漢字?
その字は、うかんむりに「ハ」の字を書き、その下に「幺言幺」を、さらにその下に「長馬長」を書き、左右にひとつずつ「月」と「リ」、その下に「心」を置いて、全体を大きなしんにょうで囲めば完成します。
その画数は全部で57画。
難解すぎる漢字なものの、中国の陝西省でよく食べられている麺料理のビャンビャン麺の「ビャン」に使われるなど、日本人にとっても決して無縁な漢字ではありません。
この字は知らずとも、ビャンビャン麺を食べたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
「ビィアン」の変換方法は?
ただ、この「Biang(ビィアン)」という漢字、日本の漢字ではなく中国の漢字です。
そのため、スマートフォンやパソコンの漢字変換機能で変換することはできません。
そもそもフォント化がされていないので、日本のデバイスを使って「変換」という形でこの「Biang(ビィアン)」をいう漢字を表示することはできません。
ゆえ、どうしてもこの「ビィアン」を使いたい人は、前もって外字として「Biang(ビィアン)」の漢字を作っておけば、表示できます。
たとえば、Windowsユーザーであれば、外字エディタを使えば、絵文字を作るのと同じ感覚で、簡単に「Biang(ビィアン)」を登録可能です。
また、より簡単に表記したいなら、「Biang(ビィアン)」を撮影した画像を活用するのがおすすめです。
字としての認識はされないものの、目で見た印象は同じなので、どうしてもこのビィアンという字を表示したい際にはすでにかかれた漢字を画像化したものを準備しておきましょう。
インパクトのある「Biang(ビィアン)」を使えば、見た人の印象に残る文章が書けそうです。