源実朝が同性愛者とは本当?みんなの反応は?
森蘭丸は織田信長の愛人だった。
夜のお相手をしていた。
ご存じの方も多いでしょう。
同性愛は昔は当たり前だったのです。
結構最近まで。
明治時代から戦前にようやく女学生という存在が出てきますが、それまでは同級生・つまり普段から接して親しく触れ合える関係にいる人物と言えば同性しかいません。
女子たちはまさに箱入り状態で、現在以上に高根の花なのです。
玄人の、水商売の相手とあれこれなってややこしくなるよりはマシと、周りも黙認していたようです。
ってわけで、鎌倉時代も同性愛・衆道といいますが珍しいことではありませんでしたよ。
後白河法皇も男女ともどちらも行けたとか。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源実朝の同性愛説が上がっていますが、決してあり得ないことではありません。
義時の息子の泰時を見つめる姿・妻をもらうことを嫌がる様子から感じ取れるとか。
ですがその程度。
何しろその当時、数えの年齢にしても14歳だったのです。
妻を持って子を成すとか女性じゃなく男性がいいっていう自身の性癖に気づくには、ちょっと早すぎませんか。
もう少し観察を続けてみてくださいね。
次の回では、特に泰時を見つめたりしてなかったでしょう?
和田泰盛と巴の仲をうらやましがり何度も屋敷に足を運んだりって行動も、同性愛だとしたら違和感があります。
「鎌倉殿の13人」で実朝が今後どう描かれるかはわかりません。
文献として同性愛説は見つかっていないのです。
決してタブーではなかった時代ですから敢えて隠そうとはしていないはずです。
もしかしたら脚本家が同性愛者だったものと解釈して、今後そういった展開が起こる可能性もありますね。
大河だから性癖については描かれないなんてことはなく、同じ時代を扱っていた「草燃える」は善哉・駒若丸の衆道関係がつぶさに描かれてました。