【すずめの戸締まり】ソウタの呪文の意味やだいじんの正体は?【ネタバレ考察】
新海誠監督の最新作である「すずめの戸締り」はもうご覧になったでしょうか。
主人公の鈴芽の出会った不思議な世界に、あなたも魅了されたのではないですか。
赤黒い物体のミミズはともかく、白猫のダイジンは大きな瞳がかわいらしいですよね。
でもダイジンって変な名前です。
黒猫が左大神と名乗ったこともあり、ダイジンの正式名称は「右大神」だと思われます。
黒猫と白猫、二匹の神様が後ろ戸を守っているのです。
お雛様の右大臣・左大臣も警護の役割を持っていますから、同じですね。
ダイジンが「鈴芽、好き。草太、邪魔」と言ったことで、草太は子供用の小さな椅子へと姿を変えられてしまいました。
鈴芽が封印を解いてくれたし、更には優しくもしてもらえたってことでダイジンは鈴芽のことを大好きになったようです。
とはいえ力を持っている神様に気に入られると大変です。
猫っぽい気まぐれさもあり、逆にやっかいな相手です。
それにしても、鈴芽がダイジンをどう扱うかで姿が全く変わるとは神様も人からの評価を気にする繊細なところがあるんですね。
閉じ師である草太、後ろ戸の鍵をかける時に呪文を唱えています。
「かけまくしもかしこき日不見の神よ、遠つ御祖の産土よ。久しく拝領つかまつったこの山河、かしこみかしこみ謹んでお返し申す」。
美しい映像もあり、なんだかインパクトの強いシーンとなっています。
「かしこみかしこみ」とか古文に似た言い回しには、特に決まったセリフってのは無いみたいです。
だって鈴芽は「お返し申す」ではなく「お返しします」でしたから。
とりあえず、必ず何か唱えながら後ろ戸に鍵をかけるっていうルールはあるみたいです。
土地の神様に語り掛けているのでしょうね。
物語の終盤となると、更に常世で唱えたセリフも入ります。