贄姫と獣の王(にえひめとけもののおう)の登場人物であるサリフィは、魔族の国に捧げられた99番目の生贄でした。クライノエル家に拾われた彼女は生贄にするため育てられていたのです。レオンハートとの誓の証の指輪や王妃のその後についても見ていきます。

サリフィの基本プロフィール

名前: サリフィ・クライノエル
立場: 99番目の生贄、オズマルゴ王妃
種族: 人間
出身地: ノエル村
年齢: 15歳位
身長: 153cm
好きな物: 美味しくないもの以外
嫌いな物: 雷

サリフィの正体:99番目の生贄
彼女は、青い瞳、純白の髪、透き通るような肌で、美しさにあふれた人間でした。ノエル村出身の彼女は美味しくないもの以外は何でも食べるそうですが、カミナリは苦手でした。彼女は魔王に捧げられるために99番目の生贄として選ばれていました。瘴気が晴れる天啓の夜に、生贄を喰らう供儀が行われます。しかし、王は自らの血を捧げており、生贄となった人間たちを逃がしていました。帰る場所のないサリフィを哀れに思った王は、彼女を妃として側に置くことにしたのです。

サリフィの過去:名前の由来
サリフィ名前には「犠牲・生贄」という意味が込められていました。彼女は、ある嵐の日に生贄として育てられたことを知り、心に深い傷を負いました。しかし、それ以上に彼女を怖がらせたのは、冷たく凍った両親たちの瞳でした。サリフィは、ノエル村の次の生贄としてクライノエルの家族によって拾われており、その家族とは血の繋がりはありませんでした。彼女は、本当の両親との再会を夢見ながら、友人のイリヤと隣村のを訪れていましたが、そこはすでに廃村となっていました。彼女の両親が生きている可能性は低く、彼女の運命は明らかになりませんでした。

サリフィの指輪:身を守る道具
彼女の最初の指輪は、彼女を守るための重要な道具として与えられました。魔族の国では、人間の国には存在しない瘴気が蔓延しており、その影響でサリフィは「瘴気あたり」という病気になってしまいました。幸い、彼女はチュリスの診療所に運ばれ、病気から回復することができ、その後、レオンハートはサリフィに最初の指輪を贈りました。この指輪には、アンブロシアの実が結晶化されています。この果物には瘴気を浄化する効果があり、魔族の国では希少なものでした。指輪を長時間緩やかに慣らせば、人間の身体にも免疫ができるため、指輪を外すことができます。サリフィは、左手の薬指に指輪をはめることで、レオンハートからの贈り物を大切にしていました。人間の国では、左手の薬指に指輪をはめることは、誓いの証として、相手とずっと一緒にいようねという意味を持ちます。彼女は、レオンハートから贈られた指輪が、自分を守るための道具だけではなく、彼との絆を象徴するものであることを感じていました。

サリフィの指輪:愛情が込められた
ボルトバスでは