氷代、餅代 意味や由来は?
冬のボーナスの時期となりました。
とはいえ、今年はもらえるのでしょうか。
コロナの時期には、大企業であるはずのJR東日本も3割カットとなりました。
今は持ち直しているのでしょうか。
ましてや中小企業ともなると、ボーナスなんてないのが当たり前だったりするのかもしれませんね。
そのようなご時世だからこそ、ボーナスというキーワードにはついつい耳ざとくなってしまうのでは。
そうすると聞こえてくるのが「餅代」という言葉。
そういえば、夏のボーナスの頃には「氷代」なんて言われていた?
今時、餅も氷も決して高いものではありません。
わざわざ氷代・餅代ってどういうことなのでしょうか。
これ、ボーナスの起源とも言うべき言葉です。
年末の縁起物である餅と、夏の暑い時期の氷。
今と比べるといずれも珍しくて高価なものでした。
普段よりもこういった品々を買うための金額もプラスしてあげるから、しっかりと年末年始を楽しんでほしい・涼を楽しんでほしい。
ねぎらいの気持ちが込められていたのです。
けれども、どちらも今の価値は昔に比べてかなり下がってしまっています。
だからこそ、むしろネガティブな表現として使われているようですね。
賞与と言うにはささやか過ぎる金額しか出せない。
まあ餅や氷を買う足しにくらいにはなるのでは。
そういった意味で「餅代」となるのです。
「これだけだなんて、餅代にもならないよ」なんて使われ方となります。
今回、あなたはどれくらいの金額のボーナスがもらえますか。
賞与と言うにふさわしい金額なのか。
それとも餅代程度なのか。
全然ゼロって会社もあって、そもそも仕事して毎月一定金額がもらえているだけでもありがたいといった世の中です。
とはいえ年末年始の最も贅沢をしたい時に餅代しかもらえないってのは、世知辛い時代となってしまいましたね。