スポンサーリンク

能登の方言『はいらんかいね』の意味と使用シーン解説

「能登はいらんかいね」という表現は、元々は「能登いらんけ~」という言い方だったんやで。これは、「能登出身の私を雇ってくれませんか?」という意味やね。

能登は昔、田畑が少なくて生活が厳しい地域やった。だから、能登の人々は周辺地域に出稼ぎに行って、「能登いらんけ~」と言って、町や村を回るんや。これは、農作業や家の手伝いなど、何でもしてくれるから、雇ってくれへんかという意味やね。

貧しさから出稼ぎに行かなければならない悲しみと、自分たちの生活を守ろうとする能登の人々の強さが込められてるんや。ただ、この言葉は時には能登出身の人々を軽蔑する意味でも使われたりもしたんやで。

演歌歌手の坂本冬美の「能登はいらんかいね」や最近の温泉水「能登いらんかいね」などは、この言葉が持つ本来の意味とは違うイメージを与えてるね。ちなみに、私の祖父母や祖父も能登出身で、旧家の出やで。

要するに、「能登はいらんかいね」という言葉には、能登の地域の厳しさや逞しさが詰まってる言葉なんや。