メキシコのマスクマンといえば「ミル・マスカラス」というプロレスファンもいるのではないでしょうか。ミル・マスカラス選手は日本でも大人気でした。
ミル・マスカラス選手は絶対に素顔を晒さないことでも有名でしたが、なんと突然素顔を晒します!ミル・マスカラス選手の素顔やプロフィールなどをご紹介します。
ミル・マスカラス選手とは?
本名:アーロン・ロドリゲス・アレジャーノ
出身地:メキシコ
生年月日:1942年7月15日(2021年6月現在78歳)
身長:180cmミル・マスカラス選手はメキシコのプロレスラーで、覆面レスラーです。いわゆるマスクマンといわれるレスラーですね。日本には1971年に行われた、日本プロレスの『ダイナミック・ビッグ・シリーズ』で初来日しました。
1973年10月からは全日本プロレスにも参戦した。
ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの「覆面レスラーは素顔で出場しなければならない」という縛りを解禁し、マスクを被ったまま登場した初のレスラーでもある。
ミル・マスカラス選手は悪役だった
ミル・マスカラス選手は「悪魔仮面」と呼ばれていました。当時は「外国人レスラー=悪役」というイメージが強かったため、ミル・マスカラス選手も悪役と見られていました。
しかし来日したミル・マスカラス選手の戦いを見ると、そのイメージは一転します。その華麗な技や人柄に「仮面貴族」と呼ばれるようになります。後の外国人スターレスラーの先駆け的な存在だったともいえます。
ミル・マスカラス選手は「千の顔を持つ男」
ミル・マスカラス選手は試合ごとに違うマスクを被っていたことから、「千の顔を持つ男」とも呼ばれました。リングネームであるミル・マスカラスも、スペイン語で「千の仮面」という意味なので、マスクにはこだわりがあったのでしょうね。
ミル・マスカラス選手は入場時に試合用のマスクの上にもう一枚マスクを被り、試合前にそのマスクを客席に投げるというパフォーマンスをしていました。
また、プロレス中継の視聴者プレゼントにマスクを提供することもありました。
ミル・マスカラス選手の入場曲
ミル・マスカラス選手は入場曲にジグソーの「スカイハイ」という曲を使用していました。今でこそプロレスラーが入場時にテーマ曲を流すのは当たり前ですが、その当時はとても珍しい光景でした。
プロレスラーが入場時にテーマ曲を流すことを定着させたのが、ミル・マスカラス選手といわれています。
ミル・マスカラスは映画で素顔を見せた!
ミル・マスカラス選手はマスクマンの掟を守り、絶対に素顔を見せませんでした。なので、「アランドロンに似ている」やら「谷村新司のほうが似ている」といった噂が流れました。
ミル・マスカラス選手の素顔は誰も知らないので、確かめようもなかったのですが。
そんな噂があったミル・マスカラス選手ですが、突然1998年公開の映画『愛と宿命のルチャ』で、素顔を晒して出演したのです。
メキシコには「ルチャ映画」というジャンルがあって、マスクマンが主役となり「マスクマンはマスクのまま普通に日常生活を送っている」という設定の映画です。
『愛と宿命のルチャ』はそんなルチャ映画の設定をくつがえし、マスクマンは普段は素顔で生活しているという設定でした。
もはやルチャ映画ではないのでは・・・?という気もしますが、この映画に出演したミル・マスカラス選手も当然素顔で主演したわけです。
『愛と宿命のルチャ』に出演したとき、ミル・マスカラス選手は46歳でした。46歳という年齢を考えると、十分イケメンに分類される顔立ちです。若い頃はもっとイケメンだったのでしょうね。
まとめ
ミル・マスカラス選手は、日本でも人気だったメキシコのレスラーでした。
試合ごとに違うマスクを被り「千の顔を持つ男」とも称されました。絶対に素顔を見せないことで有名だったミル・マスカラス選手ですが、突然素顔を晒してファンを驚かせました。
ミル・マスカラス選手は現在は78歳ですが、お元気でいらっしゃることをお祈りします。