レナート・カノーバ(マラソン界の魔術師)のwiki風プロフ 【奇跡のレッスン】で語った練習法や精神面の鍛え方も

レナート・カノーバさんが、NHKの「奇跡のレッスン(陸上 長距離編) 走れ!苦しみの向こうへ」で最強コーチとして出演します

この番組は再放送ですが、奇跡のレッスンの中でも特に反響が高く、

今年の一月に放送されてから再放送を待望する声が高かったようです。

 

それもそのはず、今回出演した最強コーチは、マラソン界では世界一有名と言われるほどのコーチだそうです。

しかも、理論だけでなく、人を見る目も抜群で中学生たちの個性をそれぞれ一瞬で見抜いているようです 。

 

練習面でも精神面でもとても参考になることばを投げかけている内容ですので

コーチのプロフィールや経歴を含めてまとめてみました。

 

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レナト・カノーバのwiki風プロフィール

本名:レナト・カノ―バ(Renato Canova)

年齢:75歳

生年月日:1944.12.21

国籍:イタリア人

活動拠点:54歳からアフリカで指導を開始(50歳過ぎまでイタリアを中心に指導をしていた)

 

レナート・カノーバの様々な呼び名

・「マラソン界の魔術師」と呼ばれる伝説的な指導者

・マラソン界でもっとも有名なコーチと言われる

・教え子たちがオリンピック等で48個のメダルを獲得している

・アフリカをマラソン王国にした指導者

 

レナート・カノーバの経歴:これまでの指導した選手

 

福岡国際マラソンで優勝したソンドレ・モーエンと指導者のレナート・カノーバコーチ

 

カノーヴァが指導している近年の主な選手

世界選手権二連覇、ロンドンオリンピック銅メダリストのアベル・キルイ選手、
ドイツ記録保持者のアルネ・ガビウス選手、
ノルウェー記録保持者で2017年福岡国際で優勝し、日本でもおなじみのソンドレ・モエン選手など
ウィルソン・キプサング(ケニア): 2012 ロンドン マラソン 銅メダル
サイフ・サイード・シャヒーン:5000m12分48秒 3000mSC7分53秒(世界記録)
ニコラス・ケンボイ:10000m26分30秒
モーゼス・モソップ:10000m26分49秒 マラソン2時間3分06秒(非公認記録)

 

錚々たるメンバーですね。

48個となるともう把握しきれないくらいの人数ということですね!

 

 

 

「奇跡のレッスンの」番組の概要

この番組は、スポーツや芸術分野などの世界的なトップコーチを招聘し、1週間子供達に特別レッスンを行う様子を密着取材をし、

子供達の変化と成長の様子をカメラに収めるというドキュメンタリーです。

 

今回は、レナート・カノーバ氏が来日し、都内の中学校の陸上部員へのコーチングを1週間直々に行います。

中学校の生徒達には、1ヵ月間のトレーニングメニューをあらかじめこなしてもらいました。

その後、一週間カノーバ氏が直接指導し「東京都中学校駅伝大会」に出場するまでを、カメラで追います。

 

トレーニングを指導する際に、カノーバ氏から発せられる言葉1つ1つが、彼の経験から発せられるもので、

マラソンで役に立つ金言が、随所に散りばめられています。

 

そして、実際の陸上部の活動を追っているため、生徒たちの成長を追っていくことができます。

はたしてカノーバ氏の指導で、クライマックスの駅伝大会はどのような結果を導くのかが見どころとなります。

 

 

技術だけでなく、精神面とその人となりを見極めるのが的確

スランプに陥っているエースでキャプテンの選手へ

「君が走るのが好きなら、レースを試験だと思わないでほしい。自分を表現できる喜びと考え、頭から怖がる気持ちを全部消すんだ。」
「レースを試験と思うな、喜びを表現する場なんだ」と伝えていました。

「陸上競技の良い所は自分との戦いで10分で1位になるより、それより順位は悪くても良いタイムで走れた方が価値がある。
ほかの人と比べないで自分を伸ばすことだけを考えるんだ」という発言もありました。

 

素質はあるのに、練習で全力を出し切らない、好きな事はやる気分屋の女子選手へ

「君はこのチームで一番才能がある。でも70%の力しか出していないように感じる。
好きな練習だけでなく、役に立つ練習もしなければならない」と発言。

ちなみに、この選手の保護者の方が「親が10年かかって気付いたことにコーチは1日で気付いた」と言っていました。

長距離走において、練習する上で大事な考え方

サブタイトルに「走れ!苦しみの向こうへ」とありました。

その真意は以下にあるようです。

―― 苦しみを求めよう、結果はあとからついてくる

自分が向き合うことになる苦しみを楽しむ覚悟を決めるんだ。

苦しむ準備ができていれば、苦しみは耐えられる。
苦しみに向き合えば、自分の力を知ることができる。
それに打ち勝つことで強くなることができる。(自分に打ち勝つ・・・「克己」)

だから、自分から苦しみを求めよう。結果はそのあとについてくる。

正直、これがすべてに集約されていると思います。

昨日より早く走れるようになるために練習します。
ただしそれは苦しいです。ただそれに向き合う準備ができていれば乗り越えられます。

その準備ができていないから自分の限界に挑戦できないことが多いと思います
だからそれをできているかどうかを教えてくれる指導者は本当に名コーチですね!!

 

カノーバが唱える新しい練習の常識

超長距離練習は選手生命を縮める

Qちゃんも今の選手は長い距離を走らなすぎとか言ってるし、現役時代は50kmや60kmを
何本も練習していたみたいですけど、レナート・カノーバコーチはそれが選手寿命を縮めると以前から指摘していたそうです。

 

マラソン練習について同コーチは「以前は瀬古(利彦)がやっていたように週に280キロも走り込むやり方に主眼が置かれていたが、今は違う」と断言。高地トレーニングの重要性を指摘した上で「いかに高いスピードを維持して練習を積むかが重要だ」とし、距離重視の練習法を否定した。

 

遅い時間で走っても走れるようにならない


・走り切ることだけを目標にせず、設定のペースで走ることを目指すこと
例:3000mのベストタイムを3で割った1000mの練習を3本する ⇒ タイム感覚が磨かれ、成績の向上につながるなど。

コーチがアフリカの選手を指導している例

「20kmを1時間(キロ3分ペース)で走りなさい」とまだそのレベルの走りが出来ない選手に伝えると、
アフリカの選手は「キロ3分ペースで行けるところまで行こう」と考えるそうです。

結果、アフリカの選手は40分で力尽きて走れなくなるんだそうですが、
その練習を10回くらいやると20kmを1時間で走れるようになっていたそうです。

これはフルマラソンの練習でも50~60kmをレースより遅いペースで走るより、
30kmをレースより速いペースで走った方が効果的という事ですかね。

 

まとめると理論的な話としては、量より質ということですね。

遅い時間で目標距離を走るより、目標の速度で走り続けてその距離を延ばす練習方法で結果を出してきたそうです。

日本式のスポ根的要素とは違ったかなり興味深い話手法ですね。

 

レナート・カノーバからのマラソンの練習に役に立つ金言集

結果を怖がって自分にプレッシャーをかけるより、どんなレースをするかに集中しよう。
いかに自分の走りをよくするか自分の中にある力をうまく使って走り切る、それだけに集中する。
走る前に集中して、これからのレースをイメージしよう。

速くなりたければ、速く走らなければならない ―― 苦しさに慣れ、苦しみと共に進む
速いスピードの練習はとてもつらいもの、でも、その苦しさに慣れることができれば、苦しみと共に前に進めるようになる。

 

「陸上がほかのスポーツと比べていいのは、自分の記録を正確に測定できるところ。常に今の自分を知り、自分を超えようとすることができる」

君たちの記録は二つのことの結果だ。
一つは才能、でももっと大事なのはトレーニングのやり方
トレーニングは苦しいが、苦しみが大きいほど大きな達成感が得られる。
言い訳は通用しない。審判はいない。結果はすべて君たち次第だ。

例:
20キロを1時間以内で走れ(1キロ3分のペース)と指示。
アフリカの選手は1キロ3分を守って走り、40分ぐらいで限界に達して止まる。
しかし、その練習を10回繰り返すと、1キロ3分で1時間走れるようになる。
ペースを落として練習しても、できるようにならない。

 

レースは攻めるだけではダメ、よーく考えて走らなければ勝てない。
負けた選手はエネルギーの配分を間違えたため体力が最後までもたなかった。

 

まとめ:

今回は評判の良かった再放送の番組をまとめました。

「奇跡のレッスンの中でも最もよかった」という声もあるくらいとても内容の濃い番組でしたね。

今回の内容はすべてのランナーに通じることがあるので、
練習方法や苦しみに対しての対峙の仕方はとても参考になる内容だと思いますね。